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数年前の記憶をほどきながら、義父母(主人の両親です)のこれまでの経緯を綴っていきたいと思います。
2015年の2月まで、義父母は北海道の田舎に2人暮らしでした。
主人は当時、茨城県に単身赴任。
私は大学生の娘ふたりと札幌で暮らしており、長男は東京で大学院生活を送っていました。
義母の足腰がかなり弱っており、家の中のことはもちろん、歩くことさえもままならなくなっている状態でした。
義父が世話をしていましたが、義父の胃がんがみつかったのです。
入院して切除しなくてはなりません。
義母は独りでは過ごせません。
なので、その義父の入院を前に、義母は老人病院に入院することになりました。
それから数年。
もう、義母は自宅で暮らすことはありません。
義母は私が主人と結婚した時は50代。
その頃からすでに腰が曲がっていました。
長年の農作業の影響があるかもしれません。
もともとおしゃべりな性格ではありませんでしたが、声をあげて笑ったり、手を叩いて喜んだり、お顔立ちが可愛いので、明るい印象でした。
でも入院してからの義母はどんどん無口になり、そのうち表情もなくなっていきます。
『僕たちの失敗』の始まり。
病院に入院していれば、施設より安心という無知な私たちの思い込みでした。
病院は病気(怪我)を治すところ。
お医者様も看護師さんも皆忙しく、母とおしゃべりしたり、一緒に過ごしてくれるはずなどあるわけないのです。
病院は、義父母の家から車で30分ほど。
私の運転だと30分かかりますが、義父はスピードを出すので20分くらいでしょうか。(北海道の田舎道アルアルの運転です)
義父は、胃がんの手術を無事に終え、退院すると、しょっちゅう義母の病院にお見舞いに行きました。
食べることが大好きな母のために、ゼリーやヨーグルト、お饅頭などを持って。
北海道の道の駅。
美味しい物がたくさんあります。
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