義母が老人病院に長期入院することになり、義父は独り暮らしになりました。
義父母は、元々きれい好きの夫婦で、義父も掃除機などを進んでかける戦前生まれには珍しい「家事が苦ではない男」です。
義父は料理もできます。
魚もさばけるし(私はできません笑)蕎麦やうどんの出汁もとても上手に作ります。
家の中のことは心配ありません。
私は3か月に1度のペースで義父の様子を見に行きました。
正直、私の訪問はあまり歓迎されておらず(笑)、事前に「〇日に行ってもいい?」と聞くと、「いや、忙しいだろうから、無理して来なくてもいい。」と断られます。
なので、突撃訪問のスタイルで、義父の家に着く直前に電話をして「今、駅に到着した。10分ほどで着くから!」と無理やり押しかけていました。
そして義父とふたりで、義母の病院にお見舞いに行きました。
主人は数年前に北海道に戻れることになったのですが、相変わらずの単身赴任生活。
なかなか義父の家にも行けません。
私と同じくらい、3か月に1度くらいのペースでした。
長期入院している義母は、だんだんと口数が減り、笑顔を見せることもなくなってきました。
怒ることもせず、笑うこともせず、ひたすらポーカーフェイス。
自宅にいる時は、歩くことも大変そうでしたが、それでもなんとか這ってでも自力で移動していた義母。
入院生活では完全に車椅子生活です。