北海道は良い季節を迎えようとしています。
GWも観光客が多く訪れたことでしょう。
でもまだちょっと寒い。
これから花がいっぺんに咲き乱れますよ。
義父は独り暮らしを始めて、たいして不自由も感じていないようでした。
でもやはり高齢者の独り暮らしは心配です。
「札幌で一緒に暮らしませんか?」
私は何度も言いました。
当時大学院生の長男は東京で暮らしていました。
二女も就職が決まり、家を出ることは決定しています。
長女も大学卒業後は北海道を離れると言っています。
広い家ではないけれど、主人も単身赴任をしており、私独りでは持て余します。
私と義父がこの4LDKで一緒に暮らし、義母には札幌もしくは札幌近郊の施設に移ってもらったらどうだろうかと提案したのです。
でも田舎と違って、札幌の施設は費用がかかるから・・・と義父は消極的でした。
自分自身も住み慣れた土地を離れるのは嫌だったのでしょう。
他の場所で暮らしたことのない義父母です。
そして札幌の施設は費用がかかると言われてしまうと、私には何も言えません。
義父母の資産状況はよくわかりませんでしたし、私たちがそれを負担することもできない家計状況でした。
3人の子供たちの学費がもう少しで終わる・・・ゴールが見えてきたばかりの頃でした。
年の近い子供たちが3人とも大学&大学院に在籍している期間が4年間あり、授業料と仕送りで火の車の家計でしたから。
主人の給料と私のパート代と奨学金でなんとか成り立っていたのです。
でもこの時にもっと強く義父の独り暮らしをやめさせていればよかった。
ここでもまた「僕たちの失敗」です。